かねてより令和2年3月13日、14日に開催すべく準備を進めまいりました「第10回国際放射線神経生物学会大会」ですが、東京大学・山上会館における開催を中止することとし、誌上開催とすることを2月27日付にて理事会のメール審議にて決定致しましたので、急遽お知らせいたします。

　内閣府からの通達だけではなく、本学会は医療関係者の学会であることなどを鑑みますと、一堂に会することは困難であるとの苦渋の判断をいたしました。新型コロナウィルス感染拡大防止のためには止むを得ないことではありますが、招待講演、臨床シンポジウム、基礎シンポジウム、ワークショップ、モーニングセッション、一般演題口演、ポスター、関連企業による展示など、多彩なプログラムを準備してきました学会理事一同、大会実行委員会一同といたしましては、辛い決断でございました。

　学会委員相互の情報交換を図り最新情報を得るという年に1回の貴重な機会が奪われてしまうことは、学会にとりまして大きな損失でございます。しかし種々の方法を駆使し、誌上開催といえども第10回国際放射線神経生物学会大会が意義あるものになるように工夫したいと思っております。抄録集の発送、HPでの公開、また様々な方法を駆使しまして、最大限の工夫をいたしたいと考えております。変わらずのご協力を仰ぐこともあると存じますので、どうかご理解を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

　なお、すでにご納付いただいております、演題登録料、参加料、企業の皆様からご納付いただいております広告料や協賛金の返却に関しましては、まだ詳細を決定するに至ってはおりませんので、御了承ください。懇親会費のお取り扱いにつきましては、現時点におきましてもご返却ということとなる予定です。今後の発信情報を是非閲覧いただき、情報交換・意見交換等を行っていただけますと幸いです。
　今後とも引き続き、国際放射線神経生物学会への積極的なご参加を賜りますようお願い申しあげます。

　この度の開催準備に取り組むにあたり、お忙しい中、講演を引き受けてくださった著名な先生方、演題発表を申し込んでくださいました会員の皆様、協賛をいただきました企業の方々、プログラム・組織委員、演題、シンポジウム企画のご提案、その他様々なご助言や協力を賜りました会員の皆様、および関係者の皆様方に、心よりお礼申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願いもうしあげます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第10回国際放射線神経生物学会大会　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　大会長　関野祐子
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　組織委員長　白井克幸
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　実行委員長　保田隆子
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　国際放射線神経生物学会
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　理事長　白尾智明